お仕事についての疑問を解消!

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介護職のお仕事についての疑問を解消!お仕事内容は?大変なの?やりがいは?資格は必要?

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2020.10.20

超高齢社会を突き進んでいる日本では、介護を必要とする高齢者も増加しており、介護の担い手である介護職への注目度が、ますます高まっています。このような中、介護職に興味があるけれど、詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか。ひと言で介護職といっても、提供するサービスはさまざまでお仕事内容も変わってきます。
本記事では、介護職について、具体的な仕事内容や、やりがい、さらにステップアップに必要となる資格について解説します。ぜひ、今後の就業の参考にしてみてください。

介護職員とは?

介護職員は、お客様の自宅や介護施設などで、入浴や排せつ、食事、移動など日常生活の支援をするお仕事です。介護を必要としている方が、その方らしい生活をおくることを目指してサポートします。その業務は、多岐にわたり介護の知識・技術を備えた専門性の高い職種で、介護を受けるお客様の生活を支える、社会に必要不可欠な仕事です。
総務省の調べによると、日本の総人口に占める65歳以上の人口が、28.1%にものぼる超高齢社会であり、2060年には約40%になると推測されています※。介護の担い手が不足している状態が続いており、今後も全国で介護職員の需要は高まるといわれています。
※出典:総務省「統計からみる我が国の高齢者」(2018年9月15日)

介護職員の職場は?

介護職員が働く職場には、お客様の自宅が職場となる「訪問介護」、そして、自宅にお住まいのお客様にお越しいただく「デイサービス(通所介護)事業所」、そのほか「入居・入所型の介護施設」などがあります。

 

●お客様の自宅を訪問する「訪問サービス」

介護職員が、お客様の自宅を訪問して、訪問介護や訪問入浴介護などの介護サービスを提供します。お客様ご本人だけでなく、ご家族ともコミュニケーションを図りながら、住み慣れた自宅での生活を支援します。

 

●自宅にお住まいのお客様にお越しいただく「デイサービス(通所介護)事業所」

施設にお越しいただき、お客様にサービスを提供するのがデイサービス(通所介護)です。お客様が可能な限り自宅での暮らしを続けられるよう、機能訓練やレクリエーションなどを行い、身体機能の維持・向上を図ります。

 

●お客様が施設などで生活をしながらサービスを受ける「入居・入所型介護施設」

お客様に介護施設に入居・入所していただき、介護サービスを提供します。施設は民間事業者が運営する「民間施設」と、社会福祉法人や自治体などが運営する「公的施設」に大別されます。

 

【民間施設が運営する代表的な施設】

「有料老人ホーム」には、下記の3種類があります。

①介護付有料老人ホーム

身体介護から生活援助まで幅広いサービスを提供します。
 

②住宅型有料老人ホーム

住宅という位置づけ。主に生活支援を行います。訪問介護や通所介護などのサービスを別途使用します。
 

③健康型有料老人ホーム

自立した状態をできる限り維持するための施設。家事サポートや食事の提供を行います。介護が必要になった場合は、退去が必要です。
 

グループホーム(認知症対応型共同生活介護)

認知症と診断された方が入所され、住み慣れた町で、共同生活をおくれるよう生活全般をサポートします。
 

【公的施設が運営する代表的な施設】

特別養護老人ホーム

要介護度3以上の方が入居。日常生活全般における介護サービスを提供します。
 

介護老人保健施設

要介護度1~5の方が在宅復帰を目指して入居。リハビリなどに重きを置いています。
 

介護療養型医療施設(2024年3月末に廃止)

医療的ケアが必要な方が入所します。
 

介護医療院

長期療養を必要とする方が入所。日常生活上の介護や生活支援はもちろん、日常的な医学管理や看取り・ターミナルケアなどのサービスを提供します。

介護職員のお仕事内容は?

介護職員のお仕事は、「働く場所」「提供するサービス」によってさまざまです。今回は、訪問介護における介護職員の業務をご紹介します。ケアマネジャーが作成したケアプランに沿って、個々のサービスごとに作成された個別サービス計画にもとづき、業務を行います。介護職員の業務は大きく2つに分けられます。

 

・身体介護
 お客様の身体に直接触れるような介護のことを指し、着替えや食事、入浴、排せつ、移動などの介助を行います。
・生活援助
 掃除をはじめ、調理や買い物といった身体介護以外の日常生活の援助を行います。
 

介護職は大変?メリットややりがいは?

介護のお仕事は身体への負担が大きいイメージがあり、「介護職は大変」だと感じている方も多いのではないでしょうか?身体介護の際にお客様を抱える、支えるなど身体を使った力仕事の機会が多いのは事実です。しかし、実際の介護は、力づくで行うものではありません。介護職員は、ボディメカニクスを利用して、移動や移乗などの場面で、安全かつ不要な力を入れずに業務を行います。介護のスキルを身につけることで、身体への負担を軽減して対応しているのです。

休憩を確保できない、休暇の取得が難しい、夜勤の頻度が高いなど、人手不足の施設では介護職員への負担が大きいのでは?と不安になる方もいらっしゃると思います。
各事業所や施設によって人手の状況は異なりますが、待遇の改善に力を入れ、長く働ける職場づくりに努めている事業所や施設も数多くあるので、働く環境を知るためにも、事前にたくさんの職場、施設を見学するなどして検討することをおすすめします。

 

●安定した需要・やりがいのあるお仕事

高齢化にともない、全国各地で介護職への需要が高まる傾向は続きます。介護職が将来的にも求められる安定したお仕事であることは、大きなメリットです。実務経験を積んで上位資格を取得することで、着実にキャリアアップできる職種でもあります。
また、介護職は、お客様とコミュニケーションを密にとるため、深い信頼関係を築くことができます。
自分の関わりによって、お客様がイキイキと生活をおくる姿を間近で見られる点も魅力であり、やりがいのあるお仕事です。

自分自身がどんな職場で、なにに喜びや楽しさを見出して働いていきたいか、見つめ直すことも大切です。そのうえで、「ここで働きたい」と感じられる職場、施設を選びましょう。
 

未経験で介護資格がなくても大丈夫?未経験でも就職できる?

未経験で資格がなくても就職は可能です。(訪問介護を行う場合は、介護職員初任者研修(旧・ヘルパー2級)以上の資格が必要です。)介護の現場には、未経験からスタートした先輩方が大勢います。ただし、食事の介助や着替え、入浴介護など、高齢者や障がい者のさまざまな状態に合わせて専門的なサポートを行うお仕事ではあるので、スムーズに業務を進めるため、また、キャリアアップを目指すためにも、介護について学んでおくと安心です。就職前に、これからご紹介する介護職の入門的な研修「介護職員初任者研修」の受講や、資格取得が難しい場合は、働きながら資格取得を目指せる職場を選ぶのがおすすめです。

 

●介護職として必要な研修および資格について

介護職を目指すなら、どのような研修・資格があるのか知ることも大切です。代表的な研修・資格として「介護職員初任者研修」「介護福祉士実務者研修」、「介護福祉士」について紹介します。

 

・介護職員初任者研修
介護職員初任者研修を修了することで、食事、着替えや入浴の介助などの高齢者や障がい者にさまざまな専門的サポートを行うための知識とスキルを身につけられます。介護職の入門的な研修で、研修を受講し修了することで未経験でも就業の可能性が広がります。

・介護福祉士実務者研修
知識と技術の向上を目的にした、介護職員初任者研修の次に取得したい上位資格です。介護福祉士実務者研修を修了することで、「サービス提供責任者」として働けます。介護の実務経験で介護福祉士を目指す場合は、この研修の修了証明が必要になります。

・介護福祉士
介護福祉士は、国家資格です。働きながら取得を目指すなら、介護施設での3年以上の実務経験と、介護福祉士実務者研修を修了することで、受験が可能です。高度な知識と技術を持つ介護現場のリーダーを目指すことができます。
 

ニチイなら未経験の方でも安心してチャレンジ可能

全国に約3万5,000人のスタッフが在籍するニチイでは、入社後から始まる研修やOJTなどで実務を学べます。また、 未経験でも働きながら、研修受講や資格取得を両立できる環境が整っています。 また、ニチイなら長く働ける環境や制度が整っているのも魅力。各種休暇制度や勤務形態の変更、子育て支援制度などのサポート体制が充実しています。全国に約1,900ヵ所の介護事業所があるので、お住まいの近くの職場で働くこともできます。 また、キャリアアップ制度も充実。将来的には、ケアマネジャーや生活相談員など介護職以外の職種にもチャレンジできるのが、ニチイの特長です。 介護職のお仕事内容について、もっと知りたいという方は、まず「お仕事相談会」へご参加ください。開催日程などは、こちら からご覧いただけます。

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