介護職に向いている人

介護職に向いている人

介護のお仕事に関するお役立ち情報 介護のお仕事、就職に関する情報をお届けします。

介護職に向いている人って、どんな人?特徴から求人の探し方まで幅広く解説!

Powered By ニチイ学館
2022.04.01

介護職に興味があるものの、自分が向いているのかわからない……。お仕事について真剣に考えている人ほど、そう悩んでしまうものです。この記事では、介護職に向いている人の特徴をまとめました。介護職への就職や転職を考えている方は、ぜひ、この記事を参考にしてください。
本コラムでは、介護職の志望動機の書き方のポイントや注意点、役に立つ例文などを紹介します。また、志望動機を語る場でもある面接についてのアドバイスもありますので、ぜひ、最後までお読みください。

介護職に向いている人の特徴

 

人と関わることが好きな人

介護職は、人と直に接するお仕事です。人と関わることが好きで、コミュニケーションを大切にしている人であれば、介護にやりがいや楽しさを感じられるでしょう。
一口に「介護サービス」と言っても、提供するサービスの内容はご利用者様の数だけ異なるため、人に興味を持って関わる姿勢が大切です。同じご利用者様でも、そのときの健康状態や精神状態を知って適切なサービスを提供するためには、コミュニケーションが欠かせません。
また、介護はチームで行うため、周りのスタッフと連携することも必要となります。

 

気配りができる人・思いやりがある人

人と関わるうえで大切になってくるのが、その相手を思いやる気持ちです。 ご利用者様のなかには、遠慮や認知症の症状によって、してほしいことや体調不良を伝えられないことがあります。そこに気づき、気配りのできる介護職員は、ご利用者様やご家族からも信頼してもらえるでしょう。
また、介護で大事なのは、ご利用者様が自分でできることは、時間がかかってもできるだけご本人に行ってもらうことです。時間がかかる行動を見守れる姿勢や、入浴時などの「恥ずかしい」といった気持ちに寄り添える思いやりを持てる方は、介護職に向いています。

 

責任感のある人

さらに、自分の思いやりの気持ちや気配りの姿勢が、ご利用者様の生活に影響を与えることを意識できるか、ということも、とても重要になってきます。
介護は、ご利用者様の命にかかわるお仕事です。責任を持ってご利用者様のことに気を配れないと、体調の変化に気づけなかったり、安全を確保できなかったりすることにつながってしまいます。よい介護を実施するためには、携わるすべての人が、責任感を持つことが大切です。

 

心のケアや気持ちの切り替えが上手にできる人

一方、自分のことをいたわることが上手な方にも介護職は向いています。 精神面において、イレギュラーなことが起こったり、自分だけでは解決できない問題に直面したり、介護の現場ではストレスを感じることがあります。そういった時に溜め込んでしまっては、自分のためにも、質の高いサービスを提供するためにもよくありません。また、悪口でのストレス発散や不機嫌を露骨に出す態度は、ご利用者様や一緒に働く仲間に悪影響になります。
そのため、辛いことや嫌なことがあったときに、周りに相談する、プライベートで趣味に打ち込んで切り替えるなど、上手に心のケアができる方は、介護職に向いているのです。

 

体力のある人

ここまで内面について説明してきましたが、介護職は身体を動かすお仕事ですので、体力も重要な要素となります。移動介助などの際に、ご利用者様の安全を守る必要があるためです。
また、単に体力があるかどうかに限らず、日々の勤務での疲れを私生活で回復し、健康を保つというタフさが大切です。日常生活の不摂生を避けたり、自分なりの疲労回復法やリフレッシュ方法を見つけていたりする方は、ぜひ介護職で、働いてほしい方です。

 

キャリアアップを目指したい人

最後に、介護のお仕事を通してキャリアアップをしたいと願う意志がある方にも、介護職はおすすめです。介護は、年齢に関係なく、キャリアを積んでステップアップできるお仕事。コツコツと勉強して資格を取り、確実なキャリアアップを目指したい人に向いています。
例えば、国家資格の介護福祉士に挑戦することや、介護福祉士から、さらにケアマネジャー(介護支援専門員)の資格取得を目指すことができます。ケアマネジャーは、ご利用者様やそのご家族の相談に対応し、その人に最も適した介護サービスを受けてもらえるように介護計画を立てる職業です。直接介護を提供するヘルパーとは違うかたちで、介護に携われるようになります。
また、介護や認知症の知識を身につけることで、サービスの質が向上したり、サービスの提供が楽になったりすることもあります。

 

「自分は介護職に向いていないかも?」と不安な方へ

ここまで読んで、「自分は特徴に当てはまらないから、介護職に向いていないかも?」と不安になる方がいるかもしれません。しかし、心配はいりません。大切なのは自分に合った職場や施設を選ぶことです。「介護職に向いていないのでは」と思われがちな特徴別に、職場選びのコツを紹介します。

 

自分のペースでお仕事がしたい、誰かに合わせるのが苦手

介護職は、ご利用者様の事情に合わせて、ほかのスタッフと連携していく仕事です。単純作業をしたい人や自分のペースを乱されるのが嫌いな人は、一般に介護職はマッチしにくいといわれています。
しかし、ただ指示を待つだけではなく、自分からより良い介護を提案したり、ご利用者様への働き方を工夫したり、という積極性は、むしろ介護では大きな力となるでしょう。
「スケジュールに融通の利くお仕事を希望する」「一人でご利用者様にじっくりと向き合いたい」ということであれば、訪問介護という選択肢もあります。介護職はさまざま様々な働き方を選べる職種です。自分に合った働き方を探してみましょう。

 

せっかち、待つことが苦手

「ご利用者様が自分でできることは、見守る」「同じ話を何度もするご利用者様に対応する」といったことの多い介護職なので、せっかちな人や待つことが苦手な人は、向いていないかも……と思ってしまうかもしれません。
しかし、私生活では待つことが苦手でも、お仕事として責任を持って取り組むときには忍耐強くなれる場合もあり、一概に、「せっかちだから向いていない」とはかぎりません。
介護の現場は、人に寄り添うプロフェッショナルがたくさんいる場ですから、先輩達の働き方を見ていくなかで成長の機会がたくさんあるでしょう。施設見学をして、職場や先輩達の雰囲気に惹かれるのであれば、自分を変えるチャンスだと考え、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

体力に自信がない

前述のとおり、体力は介護現場では重要です。しかし、体力に自信がなくても、次第にお仕事を増やして身体を慣れさせたり、要介護度(介護がどのくらい必要なのかを示す度合い)の低い方が多い施設を選んだりすることで、介護職に挑戦することが可能です。
介護職をしているうちに、自然と体力がついたり、腰に負担をかけない動きをしているうちに、筋肉がついて体脂肪が落ちたりすることもあります。体力不足をカバーするテクニックやノウハウを教えてくれる研修が充実した企業を選ぶのも、1つの方法です。

 

大切なのは、介護への思いや職場選び

介護職に向いている人の特徴に当てはまらない方は、介護職には就けないのでしょうか? そんなことはありません。大切なのは、人に喜ばれるお仕事がしたい、確実なスキルを身につけたい、という介護職への思いです。
また、介護のお仕事には、様々なサービスや職種があり、事業所によってお仕事内容が異なることもあります。自身に適した施設や職場を選んで働いているうちに、自然と介護職に必要な特性が身につくことも。自分に合う職場・環境で、ぜひ、介護職に挑戦してみましょう。

 

介護施設別の特徴と向いている人

介護職員が働く職場は、施設により、様々な特徴があります。介護施設ごとに、どんな人に向いているのか、を知っておくと、職場選びがしやすいでしょう。次から、介護施設別にお仕事内容の特徴と向いている人を紹介します。

訪問介護事業所

訪問介護事業所に勤めると、基本的に一人でご利用者様の自宅を訪れてサービスを提供します。ご利用者様のなかには、家族以外で会話をする相手がホームヘルパー(訪問介護員)だけという人もいます。一人でお仕事をするのが苦にならない人、ご利用者様とのコミュニケーションを大切にできて楽しめる人、自転車や車での移動を楽しめる人が、訪問介護のお仕事に向いています。

デイサービスなどの通所系サービス

デイサービスやデイケアなどの通所系サービスでは、食事や入浴の介助、レクリエーション、体操などを行います。一緒にレクリエーションを楽しんだり、ご利用者様の前で体操の見本を見せたりと、楽しんでもらうことを考えるのが好きな人に向いている職場です。夜勤もありませんし、要介護度の低い方が比較的多い施設であれば、体力に自信のない方でも無理なく働けるかもしれません。

 

グループホーム

グループホームは、認知症の診断を受けた高齢者が入所する施設です。介護職員は、ご利用者様本人ができることを重視し、生活のサポートを行います。ご利用者様のペースに合わせられる人、見守って変化に気づける人、コミュニケーションを大切にできる人、認知症ケアに興味がある人などに向いています。

 

有料老人ホーム

有料老人ホームもグループホームと同じく入所施設ですが、民間企業が運営していることも多く、ご利用者様と円滑にコミュニケーションできることが重視されるため、比較的、接遇マナーを求められることが多いです。介護職未経験の方でも、接客業経験のある方などにとって挑戦しやすい職場だといえます。

 

特養や老健などの介護保険施設

要介護3以上の方(日常生活のあらゆる場面で介助が必要な方)が入所する特別養護老人ホーム(特養)、在宅復帰を目指してリハビリをする介護老人保健施設(老健)、介護と療養が必要な方が入所する介護医療院などの介護保険施設は、介護職員だけではなく、医師や看護師などのさまざま様々な職種のスタッフと協力して、ご利用者様の介護を行います。そのため、特にチームワークを大切にできる人が求められるといえるでしょう。

 

希望に合った介護職の求人の探し方

それでは、希望にマッチする介護職の求人は、どのように探したらいいのでしょうか。そのコツを紹介します。

   

希望の働き方ができるかを確認

募集要項の内容以外に、残業の有無や、子どもの発熱などで急な休みを取れるか、といったこともしっかりと確認しておきましょう。お仕事に必要な物品の支給やユニフォームの取り扱いについても聞いておくのがおすすめです。
知りたい情報が見つからない場合は、会社の採用担当者に問い合わせたり、面接選考の中で直接質問をしたりするとよいでしょう。

 

自分のキャリアプランに合っているかをチェック

介護職としてのステップアップを目指している人は、自分のキャリアプランを支えてくれる制度があるかどうかを確認しておきましょう。社内制度で資格取得をサポートしてくれるかも確認しておくとよいでしょう

 

施設と自身のスキル・やりたいことがマッチしているかにも注目

「ご利用者様に楽しんでもらいたい!」という人は、レクリエーションやイベントに力を入れている施設に向いています。民間企業が運営している有料老人ホームなどでは、接客業など他業種で培ったスキルも活かせるはずです。施設の特徴と自身の特性や方向性が合うかどうか、チェックしておきましょう。

 

まずは、職場見学を

また、採用されてから「こんなはずじゃなかった!」と後悔するのを避けるためにおすすめしたいのが、職場見学です。
職場見学では、ホームページに公開されている方針や理念どおりのサービスが提供されているか、職員同士の連携はとれているか、などがチェックできます。担当者の対応だけではなく、実際に働く職員の表情が見られる点もメリットです。

 

自分に合った勤務先を、ニチイ学館の採用サイト・きゃりあネットで探してみてください!

この記事で紹介した、向いている人の特徴に当てはまった人は、自信を持って介護職に挑戦してください。一方で、もし、「自分は介護職に向いていないかも」と思ってしまっても、あきらめる必要はありません。この記事を読む人は、「介護のお仕事に挑戦したい」「介護のお仕事を長く続けたい」という気持ちがある方です。それだけで、十分に介護職に向いている人だといえるでしょう。
先輩達の姿を見て働き、ご利用者様やご家族から「ありがとう」と言ってもらえるようになるころには、自分にはないと思っていた特性やスキルが自然と身についているはずです。
大切なのは、自分にマッチした職場を探すことです。希望に合った就職先や転職先をお探しの方は、ニチイ学館の採用サイト・きゃりあネットをチェックしてみてはいかがでしょうか。介護職の求人情報が多数掲載されており、あなたの希望に合った勤務先や働き方が探せます。

 


 
© 2024 Copyright (C) NICHIIGAKKAN CO., LTD. All Rights Reserved. All Rights Reserved.