ホームヘルパー(訪問介護員)とは?
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ホームヘルパー(訪問介護員)とは?お仕事内容から必要な資格、魅力まで、気になるポイントをわかりやすく解説します。

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2022.03.15
介護職には、グループホームや特別養護老人ホームなどの介護施設で働くほかに、ホームヘルパー(訪問介護員)という働き方があります。ホームヘルパー(訪問介護員)は、事業所と契約をしているご利用者様の居宅を訪問し、着替えや入浴の介助、掃除、買い物などの援助や日常生活のサポートを行うお仕事で、介護施設の職員とは業務内容も働き方も異なります。
本コラムでは、ホームヘルパー(訪問介護員)の魅力や具体的なお仕事内容、就職先、1日のスケジュール例、ホームヘルパー(訪問介護員)になるには資格が必要なのか、給与・待遇について紹介します。
訪問介護のお仕事の魅力
まずは、訪問介護のお仕事ならではの魅力を紹介します。
ホームヘルパー(訪問介護員)には、ほかの介護職にはない魅力があります。
例えば、雇用形態によっては短時間だけで働く、曜日限定で働くといったことが可能です。一人のご利用者様には複数名のホームヘルパー(訪問介護員)が関わっているため、家の用事がある時は他のホームヘルパー(訪問介護員)に交代することもできます。
サービスの合間の時間を、自由に使うことができるのも魅力です。スケジュールの組み方によっては、自宅に戻って家事をしたり、自分の用事を済ませたり、スキルアップのための勉強時間に充てたりすることも可能です。
さらに、「景気に左右されずに安定している」「ご利用者様やご家族から感謝される」といった、介護職全体に共通した魅力もしっかり実感できます。
また、訪問介護はチームケアでご利用者様を支えるサービスですので、困ったことがあった際は、事業所に相談できます。最初のうちは社員や先輩が一緒にサービスの提供手順等のOJTを行ってくれます。一人で行うようになっても不安なことがあれば、再び同行してもらうなど、困ったときはフォローをお願いして、一人で問題を抱え込まないことが大切です。
訪問介護のお仕事内容
それでは、ホームヘルパー(訪問介護員)の具体的なお仕事内容を見ていきましょう。
●身体介護
訪問介護で行う身体介護は、食事介助、入浴介助、服薬介助、排泄介助、通院・外出介助など、ご利用者様の身体に直に接する介護です。ご利用者様に直接触れる介助では、感染予防のため、使い捨て手袋を着用します。
ご利用者様ができることは、ご自身で行ってもらうため、ご利用者様の数だけ介助方法が異なります。例えば、入浴介助では、見守りだけでよい人もいれば、洗髪や洗体、浴槽に入るのにホームヘルパー(訪問介護員)の手助けが不可欠な人もいます。
●生活援助
調理や掃除、洗濯、買い物代行などは、ご利用者様本人の生活をサポートするための支援です。家事代行サービスとの違いは、洗濯物の臭いや状態から生活の変化に気づいたり、掃除をすることで転倒を予防したり、衛生状態の改善を目指したりなど、異常の早期発見やご利用者様の自立度の維持に関わる点にあります。
●上記以外のサービスの種類
上記では、要介護1~5の認定を受けた、日常生活において介護必須の方を対象とした、介護保険の訪問介護サービスについて説明しました。
ホームヘルパー(訪問介護員)が提供するサービスには、ほかにも、比較的自立度の高い要支援1、2の方を対象とした訪問型サービスがあります。これは、市区町村が提供する「介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)」のサービスです。身体介護や生活援助の区別はありません。
また、要介護度に関わらず、自立の方も利用できる自費サービスでは、診療科の待合室や診療室への同行、大掃除などの介護保険外の内容に対応します。
~訪問介護のお仕事として含まれないこと~
下記の行為は、訪問介護サービスから外れているため、ホームヘルパー(訪問介護員)の業務には含まれません。
●医療行為
インスリン注射、摘便、血糖値測定、異常のある爪の爪切りなど、医師や看護師などの免許が必要な「医療行為」はできません。
●日常生活の範囲を超える生活援助
大掃除、ペットの世話、部屋の模様替え、正月飾りなど季節の品の買い出しなどは、引き受けられません。
●家族の分の生活援助
ご利用者様以外のために行うことや、ご利用者様が使っていない部屋の掃除や家族の洗濯などはできません。

ホームヘルパー(訪問介護員)の就職先・お仕事の場所
ホームヘルパー(訪問介護員)の就職先は、訪問介護事業所です。民間企業や社会福祉法人、NPOなど、運営元はさまざまです。 実際に働く場所は、事業所と契約をしたご利用者様の自宅となり、1日に複数ヵ所を回ります。一般的な住宅のほかに、サービス付き高齢者住宅(サ高住)や住宅型有料老人ホームなど、高齢者に特化した住宅や施設にお住まいの方に、サービスを提供することもあります。
ホームヘルパー(訪問介護員)の1日のスケジュール例
ホームヘルパー(訪問介護員)はどのようなスケジュールで働いているのでしょうか? ここでは、ホームヘルパー(訪問介護員)の働き方について、1日のスケジュール例で紹介します。

訪問介護をするために必要な資格
未経験の方がホームヘルパー(訪問介護員)のお仕事をするためには、「介護職員初任者研修課程」を修了することが必要です。内容は、130時間の講義および演習となります。なお、2013年の介護保険法の改正により、それまでの「ホームヘルパー2級」が「介護職員初任者研修」になっています。
訪問介護事業所のなかには、働きながら資格取得をサポートしてくれるところもあります。
介護職員初任者研修について詳しく知りたい方は、こちらのコラムを読んでみてください。
■「介護職員初任者研修」は介護の仕事に必須?資格取得のメリットから受講方法、カリキュラム、先に就職してから資格取得する方法までを解説!
ホームヘルパー(訪問介護員)の給与や待遇
働くときに気になるのが、給与や待遇です。ホームヘルパー(訪問介護員)としての働き方はさまざまですが、給与や待遇の一例を見ていきましょう。
●給与
ホームヘルパー(訪問介護員)には、時給制、日給制、月給制の働き方があります。
事業所によりますが、時給制では、身体介護と生活援助で金額が異なります。一般的に身体介護のほうが高く設定されていることが多いです。また、距離に応じた移動時間の手当、深夜早朝や土日祝日の勤務で支給される手当、資格や実務スキルに応じた手当など、各種手当も事業所によって異なりますが、支給されることが多いです。
介護のお仕事は給与が低いイメージがあるかもしれませんが、厚生労働省の令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果(※1)によると、訪問介護事業所の介護職員(時給・常勤の者)の平均給与額(※2)は23万5,910円でした。これは平成31年度と比べて 1万3,960円増となっています。なお、日給制では1ヵ月当たりおよそ23万3,240円、月給制では30万6,760円です。国が介護職員の賃金面の待遇改善に取り組んでいることもあり、訪問介護事業所の介護職員の給与は年々上がっています。
※1. 出典:厚生労働省ホームページ(調査時期;令和2年4月)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/20/dl/r02kekka.pdf
※2.介護職員等特定処遇改善加算(Ⅰ)~(Ⅴ)を取得している施設・事業所を対象としています。
●待遇
ホームヘルパー(訪問介護員)として働く際の待遇、福利厚生は、就業条件や事業所によって異なります。社会保険への加入や、労働保険や社会保険料、所得税や住民税などの控除については、勤務時間や給与額が扶養の範囲内かどうかによって変わりますので、お仕事を探す際は確認が必要です。 また、会社独自の住民手当や子育て支援の手当などを設けている企業もありますので要チェックです。
訪問介護のお仕事をするのに向いている人
ホームヘルパー(訪問介護員)のお仕事がマッチしやすい人には、いくつか特長があります。
まず、ご利用者様とのコミュニケーションを楽しめる方が挙げられます。ご利用者様とのコミュニケーションを大切にできる方は、訪問介護のお仕事にやりがいを感じることができるでしょう。
また、自転車や車での移動が楽しめる人、一人でお仕事をすることを苦に思わない人も、訪問介護のお仕事に向いています。
なお、ホームヘルパー(訪問介護員)にかぎらず、介護職全般に通ずる適性もあります。ご利用者様は年齢を重ねていくことで行動に時間がかかったり、同じ話を何度もしたりすることが多くなる傾向にあるため、気長に待つことが苦にならない人や、聞き上手な人、体力がある人、責任感がある人、相手に喜んでもらうことにやりがいを感じる人などは、介護職に向いています。初めは自信がなくても、介護のお仕事にやりがいを感じていくなかで、自然と身につくものもあります。
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